先取り貯金は収入の何%を目安にするのが適切?まずは最低生活費と必要予算を知ろう!

どーも、インスタグラム家計改善アドバイザーのすまらくです。

インスタグラムQ&Aコーナーで以下のような質問がありました。

【質問】
先取り貯金は収入の何パー目安にしたらいいですか?

【回答】
毎月の必要予算を超えた部分を貯金に充てましょう。


先取り貯金の目的は、本来、必要のない支出をしないために、先取りして貯金することで、自身の無駄使いから貯金を確保することにあります。

つまり、先取り貯金は「貯金」にフォーカスされるのではなく、「無駄使い防止」としての役割が期待されるのです。



それらを前提に考えると、「先取り貯金を収入の何%にすべきか」よりも、「毎月いくらあれば生活していけるのか」を導き出すことが重要になります。

そのためにはまず、家計状況を洗い出して最小限の生活費を算出しなければいけません。

家計簿をつけ、ご自身の家計状況ならいくらで生活できるのかを把握します。

その上で、残った金額が貯金額になるので、給料(収入)が入ったら最初にその金額を抜き取り(先取り貯金)、あとは予算内で収まるようにやりくりしましょう。


◆ここでチェック!先取り貯金のやり方
①給料(収入)が入金されたら貯金を先に抜き取る
②貯金専用口座へ移動する
③残額の範囲内(最低予算)で生活する


赤字家計による先取り貯金の導入事例


家族構成
○夫30代(会社員)
○妻30代(専業主婦)
○子3歳

◆手取り35万円内訳

家計内訳beforeafter
手取り350,000350,000
住居費85,00085,000
食費35,00030,000
水道光熱費20,00017,000
通信費30,00011,000
生命保険料70,00030,000
自動車ローン30,00030,000
生活日用品10,0005,000
医療費3,0003,000
教育費40,00040,000
交通費15,00015,000
被服費15,0005,000
交際費10,00010,000
娯楽費3,0003,000
嗜好品日10,00010,000
小遣い030,000
その他雑費40,0005,000
支出合計416,000329,000
貯金額-66,00021,000


こちらのご家庭では手取り収入が月35万円に対し、毎月6万6千円もの赤字が発生していました。

これでは先取り貯金をする余地がないので、まずは生活費を減らして貯金を捻出する必要があります。

すでに赤字家計に陥っている場合には「身を切る節約」が必要ですが、こちらのご家庭では「生活水準を下げたくない」という要望がありました。

詳細は後述しますが、支出の問題点を明確にすることで、生活水準を下げることなく赤字家計を改善することができました。

さらに、最低限の生活費を守れば21,000円の黒字になるので、ここを先取り貯金することで確実に貯金ができます。

また、この生活を続けられれば「ボーナス」も自由に使える幅が広がります。

自動車ローンの負担が家計に重くのしかかっているのが現状なので、ボーナスを自動車ローンの繰り上げ返済に充てられれば、将来的な家計負担も軽くなるでしょう。


お子さんも小さく、これから教育費負担なども拡大する可能性もあるので、早くから赤字家計を修正できたことは大きいですね。

これから第二子、第三子を考えるなら尚さらです。

ここで紹介する節約術を使えば、無理なく節約もできるので、同じような悩みを抱えてる読者さまにも導入しやすいと思いますので、是非参考にしてください。


ポイント1☆通信費


通信費30,000円は非常に負担が大きく、あろうことか食費と同水準になっていました。

そこで、UQモバイルを月300円・800円で利用できる方法を実践することで、大幅節約に成功しました。

家族が利用していたWiFi回線の契約も見直し、キャリア提供の光回線からDMM光(戸建て月額4,800円)への切り替えることで月1,000円程度の節約に成功。

これにより毎月30,000円の負担が、なんと、毎月11,000円まで減らすことができました。

通信費は節約額が非常に大きいので、家計へのプラス効果がすぐに実感できます。

まさに、真っ先に取り掛かるべき節約術なのです。


ポイント2☆保険見直し


生命保険は独身時代に加入した保険商品を継続したままということなので、無料FP相談で保険を見直してもらうことにしました。

将来への不安から必要以上の保障内容になっていたようで、現状に即した保険内容へ切り替えられました。

これで生命保険料が40,000円カットの毎月30,000円になり、こちらも節約に成功できました。

不安にお金をかけていたらキリがありませんし、将来と同じくらい「今」も大切です。

現実に即したとても賢明な判断だったと思います。


ポイント3☆お小遣い制


その他雑費が増えやすい家計の特徴としてお小遣い制を採用していない家庭がよく見受けられます。

自身のコスメ代や、美容代などをついつい扱いやすい雑費として落としてしまいます。

また、ご主人のタバコや急な飲み会代なども雑費として処理しがちな項目です。

そのような曖昧な支出をお小遣い30,000円(夫20,000円・妻10,000円)を設定して、その範囲内でやりくりする事とします。

するとどうでしょう、「もう残金3,000円しかないな。今月はやめておこう。」と自分の使いすぎ具合が明確になるので、余計な支出が自然と抑えられるのです。

これにより、お小遣い30,000円を計上したものの、その他雑費は5,000円になり、ストレスなく節約が可能になりました。

使途不明金を極力なくすのにも効果的なので、お小遣い制は積極的に採用したいところですね。


ポイント4☆食費・日用品


食費や日用品にはご家庭によっては「どうしても削れない」という声をよく頂きます。

そこで活用したいのがウエルシアでの日用品Tポイント全額払いです。

ドラッグストアチェーンウエルシアでは、毎月20日にTポイントが1.5倍で利用できます。


ポイントサイトハピタスでTポイントを月1万円ほど貯められれば、15,000円で利用可能です。



取扱商品も非常に豊富なので、日用品から食材までなんでも揃えてあります。



このように、これからの時代はポイントを上手に「貯める・使う」ことで、日用品費や食費を削減することができます。

これにより、それぞれ5,000円ずつの削減です。

食費や日用品といった、削ると貧しい気持ちになる節約も、この方法を使うことで生活水準を下げることなく今の生活が可能になるので楽しく続けられますね。


貯金専用口座の開設は必須要件


◆先取り貯金必須アイテム
○貯金専用口座

先取り貯金を始めたら、その貯金には絶対に手を付けないことが大前提です。

そこで注意したいのが、口座引き落としをされない口座に入金することです。

なぜなら、カードや固定費などの引き落とし口座に入金してしまうと、いくら貯金できてるのか把握しにくくなってしまうからです。

しっかりと最低予算が守れているのか明確にするためにも、貯金専用の口座を開設しましょう。

コツコツ積立投資を始める


また、先取り貯金ができる家計になったら、是非とも取り入れたいのが投資の考え方です。

今や銀行金利は低く利息収入もわずかです。

こんな時代では貯金をしているだけではお金は増えません。

「投資」というと、「お金持ちがやるもの」「大金を払える人がやるもの」というイメージを抱きがちです。

しかし、ネット証券やネット銀行が広がった現代では、「誰でも手軽に」資産運用(投資)を始められます、


とはいえ、全くの初心者が投資を始めるのも「不安」や「恐怖」があるのも事実です。

そこで、「無理なく」誰でも「コツコツ」と続けられる3,000円投資をオススメします。

毎月の先取り貯金から、3,000円だけを投資信託の購入に回すのです。


うまく運用されれば値上がり益や分配金収入が見込めるので、銀行貯金だけに頼るのではなく、しっかりと投資で増える可能性もカバーできます。

もちろん、銀行預金とは違い元本が保証されていないので、無理せずにできる範囲で続けましょう。

そのための「3,000円投資」なのです。


ちなみに、楽天銀行なら「貯金専用口座」と「3,000円投資」が両立できて、さらにポイントもザクザク貯まるのでオススメです。

詳しい手順については下記にまとめてあるので、ぜひチェックしておいてください。

関連記事▷楽天銀行でスーパーVIPになれる毎月3000円積立投資の仕組みと手順を解説します


まとめ 先取り貯金は無理のない範囲で


おさらい-先取り貯金3ステップ
①家計簿を付けて最低限の生活費を把握する
②手取り月収から生活費を引いた金額を先取り貯金する
③最低生活費の範囲内で生活する


先取り貯金は「無駄使いを防止」することを目的とし、必要最小限の生活を続けて貯金を確保するために行うものです。

冒頭の質問コーナーに寄せられた質問者さんのように、「収入の何%かを貯金にあてればいいのか?」と考えるのも、貯金に対するモチベーションが高くて非常に健全だと思います。


しかし、先取り貯金を生活費以上に設定してしまうと、家計がカツカツになり、家庭内ストレスの原因になりかねません。

そのためにも、あくまで無理のない範囲でやることが大切です。


今回ご紹介したモデルケースですと、手取り35万円に対して貯金2万円は少なく感じるかもしれません。

とはいえ、生活水準を下げずに黒字家計にしていくことはどの家庭にとっても理想的なことだと思います。


もしも貯金額を増やしたいのであれば、専業主婦の奥様がパートに出れば、パート収入をそっくりそのまま貯金することも可能です。


何度も繰り返しになりますが、先取り貯金とは最低限の生活予算を守ることが第一であり、しっかり貯金を確保するのが目的です。

そのためにもまず、家計簿を付けるなどして、現状の家計でどれだけの生活費が必要なのかを把握して、自身の生活に見合った支出を知りましょう。

言い換えれば、先取り貯金とは「無駄な支出を出さない仕組み」なのです。


さて、最後になりますが、家計管理とは本来、家族の幸福を最大化するための手段に過ぎません。

貯金を優先し過ぎて家族の幸福度を下げるのではなく、しっかり家族の満足度を満たしたまま、可能な範囲で先取り貯金額を設定していきましょう。


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